見えるもの見えないもの

そう言えば」

私の住む佐渡島には通称「ねこ岩」という奇岩があります。

佐渡ヶ島(相川・めおと岩付近)で撮影

この岩を見ると、印象って、結局見る人が決めるんだなぁ…と安心します。

いつも絵を描く時、どう見えるかを気にしてしまう私、

気にしすぎて、描き込み過ぎて、どんどんウソくさくなってしまう私。

でも、これを見ると、見える人には見える。見えない人には見えない

「それでいい。」

…と、委ねる気持ちだったり、余裕、そして勇気が湧いてきます。


丸くなった背中に生えた木がいい味だしてますよね。

笑ってしまう。



近くにある看板には、 「古事記」のイザナギ(夫)・イザナミ(妻)の国生み神話では

 7番目に佐渡を生んだとあります。 

 その後、「産後の疲れを癒すために自分たちの分身の岩を作り、

この岩つまり夫婦岩から次々と残りの島々を作った」と記されています。

 二人は休んでいるところを神様に見つからぬよう、

 見張りに猫を置いたのですが、火の神を作ろうとした際、

 この猫が大あくびをしたために神様に知られてしまいます。

 怒った神様は、二人の乗っていた舟を岩(帆かけ岩)に変えました。

 また火の神によるやけどでイザナミは亡くなってしまいました。

 この周辺の地を高瀬(たこせ)と呼ぶのは、

高天原と結ぶ瀬であったからだともいわれます。

 佐渡 夫婦(めおと)岩物語 (看板より抜粋) 

 この猫岩、あくびをしてしまった見張りの猫だったのでしょうか?

 猫っていつの時代も見張りには向いていないようですね。

12支選考レースにも間に合わなかったし。


それにしても、

そもそもそんな大事なお役目を猫に頼むなんて、、、他にいなかったのかなぁ





いわしの森

パステルと色鉛筆の落書きです やり方わからなくって まだまだ工事中です。